バーチャルオフィスの審査に落ちる人とは?の記事をご紹介します。
手軽に都心の一等地にオフィスを構えて、しかも安価な事で人気のバーチャルオフィス。 これから独立開業する予定の人には非常に魅力的なサービスですが、契約の段階に審査で落とされてしまうケースがあります。 仕事を始める以前に審査で落とされてしまっては、開業が遅れるだけでなくモチベーションも下がってしまいます。 では何故そこまでの厳しさが必要なのか、それは過去にバーチャルオフィスが犯罪目的で利用されたという背景があるからに他なりません。
現在はマネーロンダリングなどの違法行為に使わせない法律「犯罪収益移転防止法」の存在がその抑止力となっています。 犯罪収益移転防止法とは、いわゆるマネーロンダリングなどの犯罪に利用される事を未然に防ぐ為、特定事業者は本人確認などの審査を厳格化せよ、とする法律です。 もしもバーチャルオフィスで事件があった場合、運営会社のみならず、同じ住所を使用している契約者にも不利益が生じます。 厳格にする理由は運営会社の為だけではなく、利用者の権利や利益を守る為にも必要な事なんです。 が、どんなに良い法律でも理解や知識がない為に審査に通らないのでは元も子もありません。 そうならない為にも審査に落ちる人の条件や、落ちない為のポイントを整理しましょう。
審査に必要とされる書類の例 ・写真付き身分証明書 ・住民票 ・印鑑登録証明書 ・事業計画書 運営会社によって様々であり、一概にこれが一般的、と言い切れるものではありません。 ・法人登記簿謄本 ・履歴事項全部証明書 法人はこれらの書類も別途必要になります。 書類を全て揃えるのは当然として、以下のような面も審査の対象になります。 ・事業内容について説明できる ・質問に明確に答えられる ・事業に実績がある ・言葉遣い、マナーがきちんとしている ・バーチャルオフィスに向いている業種 面接がある場合だけでなく、電話でのやり取りも判断基準になりますので油断は禁物です。 その他、クレームが多くなりがちな保険・投資関係も通りにくく、犯罪目的での利用、反社会的集団、思想、政治、宗教団体などはほぼ審査に通りません。
ただし審査が厳しいと言っても、書類の入手が難しいという事ではありません。 むしろ審査に通ってしまえば既存の賃貸オフィスよりも開業は早いでしょう。 審査に通りたいからと虚偽の内容で契約するよりも、自分のやろうとしている事に自信を持って挑みましょう。