沖縄移住と起業・開業の事例をご紹介します。
意外に感じられる方も多いと思いますが、沖縄は開業率が全国一位なんです。観光地としてのイメージが強い沖縄ですが、移住先としても人気があり、移住のポータルサイトなどでは常に上位に位置します。
しかし、実際に沖縄に住みたいと思っても、サラリーマンならそう都合よく異動・転勤できるわけではありません。大抵の方は沖縄で新たに仕事を探すか、中には移住を機に自分で起業・開業しようと決断される方もいらっしゃると思います。移住だけでも大変なことですが、起業・開業も同時にとなると簡単なことではありません。
開業率の高さを反映してか、沖縄では個人事業の割合が高く、法人は2割程度になっています。個人事業として小さく始めて、安定してきた後に法人化する方が多いようです。
今回のテーマである移住と起業・開業を同時に行おうとすると、沖縄に限ったことではありませんが簡単なことではありません。住む場所を探して、ビジネス用のオフィスを借りて、必要な設備を整えてとなると初期費用が高額になってしまいます。その後の運転資金も入れると簡単なことではありません。
沖縄に移住し、自分で起業・開業された方の中から、現在も継続して事業を営んでいらっしゃる方の一例をご紹介します。プライバシー保護の観点から詳細は伏せ概要のみのご紹介になります。
Aさんは移住前から副業でネットショップの運営をしていて、収入が安定し起業費用の目途がついた時点で副業を本業にして沖縄に移住されました。沖縄では念願の海のそばの自宅で仕事をしながら、自由になった時間を全て趣味のマリンスポーツに使っていらっしゃいます。
Aさんが沖縄にいらっしゃった際に利用されたのがバーチャルオフィスです。ネットショップの運営では法律上事業主の住所を公開しなければなりません。副業時代からずっとネックになっていたこの部分を、バーチャルオフィスの「貸し住所」を利用することでビジネスとプライベートを分けて、自宅で仕事をしながら念願の沖縄ライフを満喫できるようになったそうです。
業種によって状況は変わりますが、Aさんの成功の秘訣は優先順位を明確にして起業前に入念に準備をしていたことです。また、自分に必要なものをしっかりと見極めて最適なサービスを利用することで、初期費用や維持費を徹底して抑えていらっしゃることだと思います。